口唇ヘルペスが再発したときの強い味方!ドラッグストアでも買える市販薬(塗り薬)6種を比較解説

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ヘルペス向け市販の塗り薬

口唇ヘルペスが初めて発症した場合は、その症状がヘルペスによるものかどうかの自己判断が出来ないため、市販の薬は使えません。

しかし再発の場合は、以前に発症したときと部位や症状がほぼ同じという特徴があり、患部の刺激の強さ、熱をもつ具合やかゆみなどの初期症状の段階で、口唇ヘルペスかどうかを判断できることも多いものです。

そんなときの強い味方が、ドラッグストアやネットで購入できる市販のお薬(塗り薬)です。
今回は、ドラッグストアやネットで購入できる代表的な6種の薬を紹介します。

軟膏タイプの「アラセナS」(佐藤製薬)

アラセナS

ゾウのキャラクター”サトちゃん”で有名な佐藤製薬からは、「アラセナS」と「アラセナSクリーム」という2種の市販の塗り薬が販売されています。

「アラセナS」は基剤にワセリンを使用した軟膏タイプ。
ワセリンを使っていることから、肌にやさしく、刺激が少ないという特徴があります。
一方で、塗った箇所が少し”てかる”ので、それが気になる方は次に紹介する「アラセナSクリーム」が適しているでしょう。

今回紹介する6つの薬のうち、佐藤製薬の2種のみ抗ヘルペスウイルス成分としてビダラビンが配合されていますが、医療用で使用されている「アラセナA軟膏3%」 「アラセナAクリーム3%」(いずれも持田製薬)と同じ濃度の有効成分となっています。

他の製薬会社の市販薬に比べ、少ない回数(1回~4回)の塗布で、じゅうぶんな効果を発揮するという点も特徴的です(「アラセナSクリーム」も同じ)。

製造販売元 佐藤製薬
メーカー公式サイト http://www.sato-seiyaku.co.jp/arasenas/product/feature.html
製品カテゴリー 第1類医薬品
内容量 2g
用法・容量 1日1回~4回患部に適量を塗布
通販サイトでの実売価格 ¥1,269(Amazon 2017.12.20調査)
成分 ビダラビン30mg(1g中)
添加物 ワセリン、流動パラフィン

クリームタイプの「アラセナSクリーム」(佐藤製薬)

アラセナSクリーム

べたつかず、伸びが良いクリームタイプの塗り薬です。

上で紹介した「アラセナS」と同じく、3つの抗ウイルス作用により、単純ヘルペスウイルスの増殖を抑制するビダラビンが配合されています。

軟膏タイプの「アラセナS」と異なり、塗ったあと目立ちにくいため、メイクをする方のケアに適しています。

また、無味無臭なので口の周りに塗っても気にならないのも特長です。

製造販売元 佐藤製薬
メーカー公式サイト http://www.sato-seiyaku.co.jp/arasenas/product/feature.html
製品カテゴリー 第1類医薬品
内容量 2g
用法・容量 1日1回~4回患部に適量を塗布
通販サイトでの実売価格 ¥1,256(Amazon 2017.12.20調査)
成分 ビダラビン30mg(1g中)
添加物 ステアリン酸、パルミチン酸、セタノール、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、グリセリン、D‐ソルビトール、水酸化Na、水酸化K、パラベン、その他3成分

アクチビア軟膏(グラクソ・スミスクライン)

アクチビア軟膏

抗ウイルス成分としてアシクロビルが配合されている、軟膏タイプの塗り薬です。

皮膚の保湿及び保護の作用をもつマクロゴールが添加物として配合されています。
このため、患部を保護するだけでなく、かさぶたにうるおいを与え、皮ふをなめらかにすることによりひび割れを防ぎ、肌への負担を和らげてくれます。

製造販売元 グラクソ・スミスクライン
メーカー公式サイト http://activir.jp/pc/
製品カテゴリー 第1類医薬品
内容量 2g
用法・容量 1日3回~5回患部に適量を塗布
通販サイトでの実売価格 ¥809(Amazon 2017.12.20調査)
成分 アシクロビル50mg(1g中)
添加物 マクロゴール

ヘルペシアクリーム(大正製薬)

ヘルペシアクリーム

抗ウイルス成分としてアシクロビルが配合されている、クリームタイプの塗り薬です。

そのため、「アラセナSクリーム」と同じく、べたつきやてかりが抑えられています。

製造販売元 大正製薬
メーカー公式サイト http://www.taisho.co.jp/herpecia/product/
製品カテゴリー 第1類医薬品
内容量 2g
用法・容量 1日3回~5回患部に適量を塗布
通販サイトでの実売価格 ¥1,081(Amazon 2017.12.20調査)
成分 アシクロビル50mg(1g中)
添加物 グリセリン、ジメチルポリシロキサン、ステアリルアルコール、プロピレングリコール、流動パラフィン、l-メントール、ステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、パラベン、クエン酸、クエン酸Na

ヘルペエース(奥田製薬)

ヘルペエース

抗ウイルス成分としてアシクロビルが配合されている、軟膏タイプの塗り薬です。

成分としては、「アクチビア軟膏」に非常に近い製品といえます。

製造販売元 奥田製薬
メーカー公式サイト http://www.okudaseiyaku.co.jp/others_commodity/others12.html
製品カテゴリー 第1類医薬品
内容量 2g
用法・容量 1日3回~5回患部に適量を塗布
通販サイトでの実売価格 ¥1,081(おうちでイオン 2017.12.20調査)
成分 アシクロビル50mg(1g中)
添加物 マクロゴール

ラクリシアクリーム(大木製薬)

ラクリシアクリーム

抗ウイルス成分としてアシクロビルが配合されている、クリームタイプの塗り薬です。

成分としては、「ヘルペシアクリーム」に近しい製品です。

発売元 大木製薬
製造販売元 三友薬品
メーカー公式サイト https://www.ohkiseiyaku.com/product/d_rakurishia.html
製品カテゴリー 第1類医薬品
内容量 2g
用法・容量 1日3回~5回患部に適量を塗布
通販サイトでの実売価格 ¥1,188(楽天 2017.12.20調査)
成分 アシクロビル50mg(1g中)
添加物 グリセリン、1.3-ブチレングリコール、ジメチルポリシロキサン、セタノール、ステアリン酸、ベヘン酸、流動パラフィン、スクワラン、ステアリン酸グリセリン、ステアリン酸ポリオキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、pH調節剤

塗り薬使用にあたっての注意点

基本的に、早期に使用すると治りが早く、ひどくなりにくいので、ピリピリ、チクチクなどの違和感を感じたら出来るだけ早く(5日以内が目安)塗りはじめるようにしましょう。

軟膏・クリームともにすり込むようにはせず、患部が覆いつくされる程度の量を、患部の上に薄くのせるように塗りましょう。

また、塗布期間は10日間程度が目安ですが、かさぶたができて、患部が乾燥すれば、薬剤の塗布を止めても差し支えありません。

逆に、水ぶくれ、ただれなど、患部が湿っていればウイルスがまだたくさん存在しています。
かさぶたができても、その下の表皮の再生が完了した状態になるまで感染する可能性があることをお忘れなく。

口の中に入っても害はありませんが、なるべく口の中に入れたり、なめたりしないほうがよいでしょう。

薬を塗った後に食事や飲食をすると、薬剤がはがれて効果が低下する可能性があります。
したがって、食事や飲食の後に再び薬を塗ることをおすすめします。

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